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風呂をあびてから、甲斐はまた酒を命じて坐った。今日でまる三日、殆んど盃さかずきを手からはなさない。酒の量は多くはないが、夜半にも起きて酒を命ずるというふうで、いつもの甲斐とはようすが変っているため、おくみの不安は強くなるばかりであった。
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