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「今度だけでいいから、私を信じて。――あとで悲しまなければならないような原因を作っちゃいけないわ。――私、あなたのためでなければ、あなたに何もかくしたりなんかしやしないの。ね、それは分かって下さるでしょう。私たちの命が、これにかけられてあるのよ。けれどあなたが私とこのまま家うちへ帰って下されば、すべてはうまく行くの。そうでなくて、もしあなたが無理にこの家いえの中へ這入っていらっしゃれば、もうそれまでなの」
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