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復員して戻つて来てみると、友人のなかにはすでに戦死をしたものも幾人かあつたし、まだ復員して来ない者、田舎落ちをして、消息もよくは判らない者、それぞれに、敗戦のあとの人事は、まことに荒涼としてゐて、国宗は独力でやつと職をみつけたものの、身辺の淋しさをかこつ相手は、何といつても藤崎専造より他に友人がないのである。
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