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納屋の三階にある展望室は、三方が硝子張であつたが、漁場が休んで以来帷を引きまはして沈黙を保つてゐた。尤も、この室は私自身が、プライベェトに借り、私が勝手に展望室と名づけてゐるのであつたから、漁場の休みにも営業にも関はりのあるわけではなかつたが、私の春愁の夢が恰も四囲に暗緑の深い帷を降して、幻想の昼寝に閉ぢ込るにふさはしい日々なのであつた。
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十二 壁を隔てて【九】 夢中遊行に関する覚醒後の自覚、及び二重人格に関する考察スマホ盗撮知らずに時にさびしいAエエの字は「いつから、腫はれたの?」
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