おばさん全裸巨尻あざ笑ふ電灯のひかり、「夕やけこやけ、あした天気になあれ」
積取人夫は蟹工船の漁夫と似ていた。監視付きの小樽おたるの下宿屋にゴロゴロしていると、樺太かばふとや北海道の奥地へ船で引きずられて行く。足を「一寸いっすん」すべらすと、ゴンゴンゴンとうなりながら、地響をたてて転落してくる角材の下になって、南部センベイよりも薄くされた。ガラガラとウインチで船に積まれて行く、水で皮がペロペロになっている材木に、拍子を食って、一なぐりされると、頭のつぶれた人間は、蚤のみの子よりも軽く、海の中へたたき込まれた。
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