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「オホホホ……、よく来たね。いい子だから逃げるんじゃないよ。おばあさんがおもしろいお話をしてあげるからね。さあ、こちらへおいで。」妖婆は、肩かけの下から手を出して泰二君をまねきながら、ジリジリと近づいてきます。右へ逃げれば右へ、左へ逃げれば左へ、おばあさんは、泰二君の身をかわすほうへ、まるでひもで引かれてでもいるように、こんよくつきまとってくるのです。
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