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留守居には集会日というものがある。その日には城から会場へ往ゆく。八百善やおぜん、平清ひらせい、川長かわちょう、青柳あおやぎ等の料理屋である。また吉原に会することもある。集会には煩瑣はんさな作法があった。これを礼儀といわんは美に過ぎよう。譬たとえば筵席えんせきの觴政しょうせいの如く、また西洋学生団のコンマンの如しともいうべきであろうか。しかし集会に列するものは、これがために命の取遣とりやりをもしなくてはならなかった。就中なかんずく厳しく守られていたのは新参しんざん故参こさんの序次で、故参は新参のために座より起つことなく、新参は必ず故参の前に進んで挨拶あいさつしなくてはならなかった。
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