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さあ今度は私の番だ。こう思うと気が気でなく、急いで樽の上へ跳び上がると、狼に着物の裾を咬えられ、恐ろしい力で下からぐい/\引っ張られた。私は真っ蒼になって樽へしっかり掴まって見たが、激しい狼の剣幕に気後れがして、「あゝもうとても助からない」と観念の眼を閉づる間もなく引きずり落され、土間へ仰向きに転げたかと思うと、信一は疾風のように私の首ッたまへのしかゝって喉笛を喰い切った。
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